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はじめに 「落ちる」という言葉に敏感な諸君。 気にする必要はない。 落ちる人は落ちる、受かる人は受かるのだ。ただそれだけだ。 「え、はじめから決まってるんですか?」 うむ。 だが、生まれた瞬間に決まっているという意味ではない。 勉強している今この瞬間のあなたが、どういう思考の持ち主なのかによって、受かるか落ちるかは予言できると言っているのである。 なんだかスピリチュアルなことを言っているように聞こえる人もいるかもしれない。 しかし決してそういう話ではない。しっかり説明しよう。 そもそも、「正しい方向性」で勉強できない人はいくら努力しても受からないわけであるが、間違った方向性で勉強している受験生というのは人から何を言われてもそれを直そうとしない未熟な精神の持ち主だ。こういう人が、大人の話に耳を傾け「正しい」方向に切り替えるためには、ふつうは強めの人格矯正が必要である。 もちろん、自分の意思(volition)をもつことは大切だが、それでうまくいかないなら、殻に縮こまっていないで、プロの言うことに耳を傾けるしかない。 今回は、「落ちる受験生」の特徴を羅列した。 ここに書かれているものに一つでも当てはまるというのなら、あなたは確実に受験に落ちる。断言する。なので、受験勉強をする前にそこを直すことから始めるべきだ。 本当は「受かる受験生」というテーマで書きたかったが、それを言っても響かない人が多いので、あえてこのような刺激的な記事を書くことにしたわけである。 「落ちる受験生」の特徴 スタートダッシュ君 https //m.youtube.com/watch?v=uskwV9zcOn8 t=346s 安易に解ける「テクニック」を求める 参考書の浮気癖/中途半端/一冊を完璧にできない こだわりが強い/理想が強い/いいものが表れると浮気しがち 勉強法の模索で時間を浪費する 自分の軸がない/選択基準があいまい/色んなものに振り回される 動画を途中で飛ばす/見るのを放棄する 自分で調べられることを調べない 字が読めない/筆記が安定していない 神経質/要領よく読み流すことができない 愚痴が激しい/何をやっても不満ばかり (弱い者ほど吠える) 日本語能力に乏しい 基礎の学習を怠る/段階をすっ飛ばす 過去問を解き捨てる/過去問から何も学ばない 模試を受ける量が異常に多い 上の人に対する言葉遣いが汚い 受験を甘く見ている 自分より他人/他人にグイグイいく キリがないほどに人に質問する/本能のまま衝動的に質問する 自分を制するのが苦手/誘惑に惑わされて勉強が進まない 釣られる・騙される・誘惑される 人の言うことを鵜呑みにする 例)「この先生がこの参考書やれば9割とれるって言ってたから…」 人に頼りすぎる/ずうずうしい 同じ質問を2回繰り返す 先のことを気にしすぎる 現実逃避癖がある 正攻法から逃げやすい/自己流に走る 損得にこだわる のんき 本題が解決し終わってないのに「そういえば」と話を変える
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【検索用 こほれおちる 登録タグ 2012年 UTAU こ 曲 曲か 虚空/2012~ 雪歌ユフ】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:虚空 作曲:虚空 編曲:虚空 唄:雪歌ユフ 曲紹介 曲名:『零れ落ちる』(こぼれおちる) 虚空氏の2作目。 歌詞 青い光に濡らされた 誰もいない夜をさがすの じんわり聞こえるこの声は 私の記憶の中だけ ちらつく影に嘘ついて 寂しくないって呟くの ぼんやり浮かぶあの場所も 私の言葉の中だけ まだ 消えないで 動かないで あと少しここで 泣いていたいの でも 隠せないな つかめないな あかぎれした こんな指じゃ 眠って眠って 置いて行かれて 私はどこにも いられないな 絞って絞って 零した声も 白くなって消えていった (Ah…) まだ残ってるの 覚えてるの ちいさな幸せ ささやく声 でも もういいよ もういらない 私も もうすぐ起きるよ 怖くて怖くて 笑ってたけど 私はここには いられないな にぎってにぎって 繋いだ手も 砂みたいに崩れていった (Ah…) コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
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土日スレ13にアップしたものです。 【お題】落下 【タイトル】落ちるお 【ジャンル】積み木ゲー 【製作時間】8時間 【開発環境】Unity 【備考/DL容量】9.18MB 【概要】マウス左クリックでボールを飛ばして積み木を崩す. 【操作方法】readme.txt 【コメント(感想)】遅刻したわりにたいしたものが出来なかった... 【著作権】 使用させていただいたBGM 煉獄庭園 ダウンロード imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 トップページ 土日スレ
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陽が落ちる(3) ◆S8pgx99zVs 【18:39】 「不正アクセス」 ギガゾンビの居城。その最奥、殺戮遊戯の盤上の全てを管理するためにある司令室。 そのバトルロワイアルの中枢である司令室に、けたたましいレッドアラームが鳴り響いていた。 「ウ、ウィンドゥの中に雪が降っているギガ!?」 「第二フレームまでにウィルス汚染を確認。さらにメインシステムに四千以上のアクセスを確認ギガ~」 「表層の防壁迷路が機能不全を起こして、全く役に立ってないギガッ!」 「ま、まずいギガー! レベル4までのセキュリティシステムを再起動しなおしギガー!」 「未知のウィルスを16種類確認。4種は中和中。1種は対処完了。……の、残りは対応できないギガァ!」 「お、汚染されたシステムをシャットダウン……て、コマンドを受け付けませんって出てるギガよ!?」 突然のハッキング行為に、司令室の中は混迷を極めていた。 各オペレートツチダマ達が、それぞれに対抗手段を講じてはいるが、後手後手に回って相手側に押されている。 総司令代行であるフェムトも、自分のデスクで事の成り行きを見てはいるが……、 「い、一体どこからだ……? 誰がこんなことをしているっ!」 ハッキング行為を受けるなどという、全く想定外の出来事に動揺していた。 ギガゾンビ城及び、ギガゾンビへの直接、間接的なアクセス。それは絶対出来ないはずだった。 特に電波による侵入、それに対しては事前に入念な対策を施している。 電波に限らず、参加者達の通信や探知に関する能力は、問題を起こさないレベルまで抑制してある。 それは支給品に関しても同じだ。参加者達はせいぜい会場内の電話回線程度しか使えないはずなのだ。 「アクセスポイントを確認。て、敵は……アレ? 亜空間破壊装置の管理システムから進入して来てるギガ?」 「敵は遊園地。モール。温泉に残ったシステムを乗っ取って使用しているギガー」 「敵は内部! 敵は内部にいるギガ~!」 オペレートツチダマの報告にフェムトは会場内MAPに目を移す。だが……、 「……A-8、G-5、G-8、……い、いないぞ。アイツらはそこにはいない」 亜空間破壊装置の管理システム。その近くに参加者達は近づいていない。 ならば遠隔操作か? しかし、先に確認した通り参加者にそれができるわけがない。 しかしTPなどの外部勢力の仕業とも思えない。接近すれば判るし、こんなまだるっこしい手を使う相手ではない。 (誰が!? 誰が!? どうやって!? どうすればこんなことが!? ……まさかっ!) 自問するフェムトの脳裏に、ある一つの懸案事項が浮かび上がった。 ツチダマ達が、娯楽と暇つぶしのために電脳の片隅に作り上げた掲示板。そこへの不可解なアクセス。 (――あのノートPC!) フェムトは確信した。この侵入騒ぎはあのノートPCからのものに違いない。 そしてフェムトは記憶を辿る。あのノートPCは今どこにある――? レントゲン室を出て廊下を歩くトグサ。その手にあった。そして、もう片方の腕には――ユービック!? (アイツか!? あの裏切り者の仕業なのか?) どうやって、あの裏切り者が侵入コードとウィルスを用意したのか? それに加え、トグサの電脳に施されていた制限をどうやって解除したのか? それはフェムトにも想像がつかなかったが、敵の正体を捉えることはできた。 「侵入者はトグサと裏切り者のユービックだっ! 攻性防壁を放って、あいつらの電脳を焼き払ってしまえ!」 その号令に、守勢だったギガゾンビ側が、一気に攻勢へと反転した。 【18:40】 「ドラえもんと眼鏡の少年」 「僕のやっていたことって、なんだったんでしょうね……」 レントゲン室でのやり取りの後、手持ち無沙汰だったゲイナーとドラえもんは、ただ徒然と病院内を徘徊していた。 この行動も、別に全く意味のない行動というわけでもない。 ギガゾンビ側に、出来るだけ仲間割れしてるように見せかけれるようにと言う、ゲインの提案だ。 「……なんだったって、何が?」 ゲイナーの発言の意図が汲めず、ドラえもんはゲイナーへとそれを聞きなおした。 彼はその問いに、少し憮然とした顔で返答する。 「大人はずるいって話しですよ。……首輪を外す役目は僕にあったはずだったんです」 ああ、とドラえもんは納得した。確かにゲイナーの気持ちは分からないでもない。 「ゲイナー君」 ドラえもんは前を歩くゲイナーを呼び止め、そして語りだした。 「僕はね。ゲイナー君はとてもみんなを助けていると思うよ。 そりゃあ君は強くなければ、魔法も使えない。 でもね、君がいなければみんなもここにはいなかったと思う。 君がフェイトちゃんと出会ったから、トグサさんと出会ったから、ゲインさんと出会ったから、 だから僕たちはここにいるんだと思う」 それはそうかもですけど、と言うゲイナーにドラえもんは続けて語る。 「僕もトグサさんも他のみんなも、ゲイナー君が頑張っているのを知っている。 それはすごく助けられるんだ。僕たちも頑張らなくっちゃって。 こんな状況だもん。本当は誰だって投げ出したいという気持ちがあると思う。 でもね、他に頑張っている人を見ると、そんな気持ちに勝つことができるんだ。 それにね。ゲイナー君は自分だけしかできない事をしたじゃないか。 君があのゲームをクリアしたことで、みんなが帰れるかもしれないんだ。すごいよ」 ドラえもんの言葉にゲイナーの顔が赤くなる。 「それは持ち上げすぎですよ。……でも、ありがとうございます」 「ううん。僕のほうこそ、今まで何もできなくて……」 うなだれるドラえもんに近づくと、ゲイナーはその丸い手をそっと取った。 「何言ってるんですか。ドラえもんは、今僕を助けてくれたじゃないですか。おあいこですよ」 「ゲイナー君……」 ドラえもんの目に涙が浮かぶ。そして、改めてドラえもんは目の前の眼鏡の少年をいい子だなと思った。 「こんなところにいたのか。探したぞ」 廊下の真ん中で手を取り合う二人に声をかけたのは、ツチダマのユービックだ。 半分しかなかった身体は、つぎはぎの見える不恰好な姿ではあったが、ある程度修復されていた。 「身体を修理してもらったのか。おめでとうユービック」 「で、僕たちにどんな用ですか?」 ドラえもんとゲイナーの二人は、そのツチダマが仲間であるユービックであると確認すると、そこに駆け寄った。 「いや、ほとんどは自分で修理したのだ。暇だったのでな。それと用事があるのはゲイナーにだ」 「僕にですか?」 いぶかしむゲイナーに、ユービックはトグサより預かった技術手袋を差し出した。 「トグサが、もう好きに使ってもよいと。ゲイナーに自分の仕事をさせろと言っていた。 これは、お前が一番うまく使えるだろうからと」 「ドラえもん!」 「うん!」 受け取った技術手袋を握り締めると、ゲイナーはドラえもんの手を引いて走った。 ゲイナーの、彼の仕事場へと向かって。 【18:41】 「恐慌」 フェムトの下した号令に、守勢だったギガゾンビ側が、一気に攻勢へと反転した…………のだが、 「走査反応を逆探知――完了! 敵の位置を補足したギガ!」 「攻性防壁を展開~。流入させるギガ~……って、あら?」 「……まずいっ! トラップされたギガー! ぎ、逆流して――――――ギガァンッ!」 短い悲鳴、そして乾いた破裂音と共に一体のオペレートツチダマが椅子から落ちた。 床の上にセラミックの破片を散らし、焼き付いた基盤から薄い煙を立てて動かなくなる。 そのツチダマは、流した攻性防壁を逆に流し返され、電脳を破壊されたのだ。 流し込まれた攻性防壁をデコイと防壁を使ってトラップ。相手側が即応できないようにデータを改竄して逆流させる。 トグサの上司である草薙素子が得意とする戦術で、それはAI級と呼ばれるほどの処理速度があって初めて成し得るものだ。 今それを模倣したトグサ自身にはその能力はない。だが、その代わりに彼には長門有希の残した高度なシステムがあった。 ……ともかくとして、警報の鳴り止まない司令室に、また新たな混乱が発生していた。 仲間の一体を破壊され、恐慌状態に陥ったオペレートツチダマ達が、結線を解除し持ち場を離れ始めている。 もちろん、そんなことをすればどうなるかは火を見るより明らかなので、フェムトは離れないよう指示するのだが、 「み、みんな殺されるギガ~! あいつらきっと宇宙人ギガ~!」 「ハッキングされて機械が爆発するなんて、漫画と映画の中だけの話と思ってたギガ!」 「もうギガたちはおしまいギガよ~」 「う、うわぁ。お城が揺れているギガァ!」 「もしかして、この世の終わりが来たギガッ?」 加えて発生する異常事態。ギガゾンビ城に低く重い音が鳴り響いていた。地震か? それとも敵の攻撃を受けているのか? 一人コンソールの前に残ったフェムトは、素早くキーを叩きその原因を探る。そして、それは程なく発見できた。 「か、隔壁が……!」 城内を映す監視カメラに、次々と閉じていく隔壁の映像が流れている。 抵抗が弱まったことで、敵の侵攻が城内のシステムを乗っ取りつつあるのだ。 フェムトは各システムに自閉のコマンドを送るが、彼一人ではまさに焼け石に水で、その勢いを止めることはできない。 (どうする……どうする……どうする!?) コンソールの前を右往左往するフェムト。もし彼が人間だったら、その顔は真っ青だっただろう。 そして、そんな彼にさらに追い討ちの一撃が加えられた。 警報とは別種のけたたましい電子音と共に、モニターの一角にその情報が伝えられる。 それを見たツチダマ達、そしてフェムトに駄目押しの衝撃が走った。 「亜空間内に巨大な船影が現れているギガ!」 「まずいギガよ! 近すぎるギガよ!」 「は、早く探査波動を止めないと、見つかっちゃうギガ~!」 司令室に限らず、城内の全ての場所においても混乱が発生し始めていた。 元より、事の流れに押されやすいツチダマ達だ。混乱は簡単に伝播し、それはもう恐慌にまで発展しそうな勢いである。 そんな中、一人その恐怖と戦っているツチダマがいた――フェムトである。 彼自身の性能は、その他のツチダマとなんら変わる所はない。 違うのは、主からパーソナルネームを貰っているということと、司令官と言う独自の役割を持たされている所だ。 故に、十把一絡げに扱われ、また彼ら自身もそう振舞う名無しのツチダマとフェムトは違った。 フェムトは思考する。他のツチダマとの安易な同期は取らず、彼自身の電脳で。 事態は最悪の展開と言える。――生存者達、闇の書、そしてタイムパトロール。 もはやバトルロワイアルは終了したのか――? 「違うッ!――まだ、終わりじゃあないッ!」 フェムトの手から電光が放たれ――そして、彼の目の前は闇に包まれた。 【18:44】 「CALL!!」 「……ッ。あー、クソッ! 痛ぇな畜生……」 あのレントゲン室での静かな話し合いの後、レヴィは一人、エクソダス計画を立てたあの大部屋へと戻っていた。 そして、あの時自分が寝ていたベッドの上に再び戻り、今はセイバーに斬られた左腕の手当てをしている。 白いシーツの上に血を溢しながら、乱雑ながらも的確に傷口へと針を通している。 ラグーン商会の女ガンマン。仕事は荷運びだけではないし、彼女はアルバイトも多く常日頃から生傷は耐えない。 して、その傷を治すのに彼女が病院へと足を運ぶかと言うと、答えは――ノーだ。 裏の世界の医者は高い。かといって表を歩ける素性でもないし、もちろん健康保険なんかを払っているわけがない。 結果、傷は治るまで放っておくか、自分で適当に手当てするか――となる。 なので、専門知識はなくとも彼女なりにではあるが、手当てのコツは知っていた。 深い斬り傷を、取りあえず端まで縫うと、レヴィは糸を結びシーツの端で腕を汚す血を拭った。 そして、用意しておいた包帯を傷口の上にグルグルと巻きつけると、最後にそれをきつく縛る。 「取りあえず、一丁完了……と」 手当てを終えた左腕をレヴィは上下させる。 動かすたびに鋭い痛みが走るが、彼女にとっては銃さえ握れればそれでよかった。 むしろ、全店休業を要求する疲れた身体に対する、よい気付けになるぐらいだと思ったぐらいである。 一息つくと、レヴィは壁に掛けられた時計を見て、後十分と少しで放送から一時間になるのを確認した。 その時、自分が生きているかどうかは、別の場所で仕事をしているトグサ次第だ。 十人もの命をBETしたこの大博打、しかも一点賭け。 はたしてその結果は――とレヴィがそこまで考えたところで部屋の中に入ってくる者があった。 「傷の具合はどう、レヴィ?」 入ってきたのは、魔術師である遠坂凛。レヴィから見ればプッツン野郎のジャパニーズだ。 どうもこうも、と答えるレヴィの元へと駆け寄ると、遠坂凛はその傷を魔術で治すということを提案した。 レヴィの顔が変な形に歪む。そして鼻から息を噴出すと、彼女は一気に捲くし立てた。 「テメー、さっきはできねえって言ったじゃねえかッ!! あたしが今、どんだけ痛い思いしてテメーの身体で裁縫ごっごしてたのか解ってんのかッ!?」 「ご、御免なさいね……。でも、さっきカートリッジが見つかったから」 「遅い! 遅い! 遅すぎだぜ! 日本人は時間に厳しいんじゃなかったのかよ?」 「し、しょうがないじゃない! フェイトとハルヒだって治療しないといけなかったんだから。 それとも何? 私の治療は必要ないってわけッ!?」 う……、レヴィの顔が歪む。実際の話、本当は左腕だけでなく、全身のどこもが痛むのだ。 「鉛玉意外なら、貰えるもんはなんでも貰うって主義なんだ。……施しを受けるよジャパニーズ」 「そんな言い方は止しなさいよ。…………じゃ、身体を見せて」 と、遠坂凛が腕を上げるレヴィの身体に手を伸ばした時―― ――ピ、と小さな電子音が聞こえた。 生存競争遊戯の盤の上、 生き残った十人の、十の首輪が――ピ、と音を鳴らした。 【18:56】 「十人(+α)、再び」 キィンという澄んだ音を立て、リノリウムの床に二つに割れた銀色の環が落ちた。 溜めていた空気を大きく口から吐き出すと、トグサは閉じていた両目を開いた。 ノートPCのディスプレイを覗けば、その中で勝利の凱歌を歌うタチコマ達の姿が見える。 「……まさか、ここまで出来るとはな」 言いながら、トグサは床に手を伸ばし首輪だった物を広いあげる。 ここに集まっていた者達を縛っていた首輪は機能を失い、遂に彼らをその縛から解放したのだ。 元々、向こうからの電波を止められればとハッキングを仕掛けた訳だが、 それがこんなにもうまくいきしかも、首輪そのものを解除できるコマンドを得ることができようとは……。 首輪を解除できるコマンド――それそのものの実在を疑っていたが、 存在したということは案外、ギガゾンビもゲームのルールに限ればフェアな人間だったのかも知れない。 ――と、もう片方の手で外れた首輪の痕をさすりながら、トグサは思った。 ともかく、命を賭してノートPCを託したキョン。死してなお働きを見せたタチコマ。 そして、全てのお膳立てをしてくれた長門有希。さらには仲間達。 彼らの助けを得て、遂にトグサ達は一つの――首輪という大きな問題をクリアしたのだ。 「お疲れ様」 トグサが戸口を見ると、いつの間にかロックがそこに戻ってきていた。 彼が放り投げる水の入ったペットボトルを受け取ると、トグサはそれを開き渇いた喉を潤す。 「そちらの方の首尾は?」 「ラグーン商会は荷運びが専門。抜かりはないさ」 トグサとロックは並んで廊下を進む。仲間達と再び合流するためだ。 「ずいぶんとうまくいったみたいだね」 「ああ。怖いぐらいにな。 後は、ギガゾンビの首根っこを押さえて、脱出の算段が整うまで待てばいい」 言いながら扉を潜る。戻ってきたのはあのエクソダス計画を立てた大部屋だ。 そこにはすでに彼らの仲間達が集まっており、 入ってきたこの一時間の最大の功労者を、彼らそれぞれの言葉や仕草で褒め称えた。 壁に掛けられた時計が指し示す時刻はちょうど十九時。 このバトルロワイアル終着までの六時間。その最初の一時間を彼らは勝ち抜いた。 時系列順に読む Back 陽が落ちる(2)Next 陽が落ちる(4) 投下順に読む Back 陽が落ちる(2)Next 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) 涼宮ハルヒ 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) ドラえもん 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) 野原しんのすけ 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) フェイト・T・ハラオウン 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) 遠坂凛 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) レヴィ 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) ロック 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) トグサ 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) ゲイナー・サンガ 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) ゲイン・ビジョウ 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) 住職ダマB(ユービック) 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) ホテルダマ(フェムト) 293 陽が落ちる(4) 293 陽が落ちる(2) ギガゾンビ 293 陽が落ちる(4)
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614 :1/4:2013/02/24(日) 22 28 14.33 ID fd/MWQSw0 他県の大学へ入学するのを機に春から一人暮らしをする事にした。 大学近在のマンションで、好条件の割りに何故かかなり格安の物件があり即決、引っ越した。 まあ結果は予想通り、毎晩定時に屋上から落ちる人影が目撃されていた曰く付き。 彼女を最初に目撃した感想は、『虚ろ』だった。 丁度窓の外に目を向けた時、落ちていく瞬間の彼女と目が合った。 力の無い目、無表情で、ただ重力に従い落ちていく一瞬の残像を残して消えた彼女。 何故か怖いという感想ではなく、もやっとした感覚が胸にわだかまった。 彼女は毎日落ちていった。 無表情のまま、ベランダぎりぎりを掠めて。 バイトを始めてからは目にする機会は減ったが、それでも日課や使命のように落ちているのだろうと容易に想像できた。 あの部屋が一番見えるらしい。 そして、いつしかその霊に引っ張られてしまうのか、あの部屋から飛び降り自殺をするのだ。 同じマンションに入居している空気読めない系のバイト先の先輩にそう言われた。 615 :1/4:2013/02/24(日) 22 30 08.15 ID fd/MWQSw0 ある日、布団を干している最中に、手を伸ばしたら届きそうだと思い浮かんだ。 確かこの当たりと手を伸ばしてみる。ベランダの手すりから左程乗り出さずとも届く距離。 彼女を捕まえてみようかと、思い至った。 捕まえられると、何の脈絡もなく思い込んだ。 彼女が落ちてくる時間に、ベランダで待機する。 ほんの僅かに空気が変わる気配。 彼女が毎夜なぞる軌跡に手を伸ばす。同時に、ばさばさと服がはためく音を伴い、彼女が落ちてきて。 掴もうと伸ばしていた俺の手が彼女を掴むのと同時に、彼女が俺の手を、掴んだ。 腕が、いや肩が、上体が一気に下に引っ張られる。手すりや縄が体に食い込んで、ぎしぎしと音を立てている。 予想に反して――いや、現実だともっとこう物理的な方程式で言うと何とかかんとかと意味不明のことを思い浮かべながら踏みとどまろうとした。 思わず、悪態が口を付いた。 「重っ!!」 『んなっしっ失礼ねっ!!!!』 怒声が頭の中に響いたと同時に、掴んでいた手を振り払われた。 全てが一瞬の出来事だった。 そしてその日もいつもより僅かに遅れてはいるものの、彼女は落ちて消えた。 取り残された俺は、呆然と立ち尽くしていた―― 616 :3/4:2013/02/24(日) 22 30 56.57 ID fd/MWQSw0 ――と、突然部屋の呼び鈴が連続で鳴らされた。ドアを叩く音もする。 混乱したままの頭で慌てて玄関を開けた。 『誰が重いのよ誰がっ!?』 怒鳴りながら飛び込んできたのは、今しがた落ちて消えたはずの彼女だった。 今まで見たことの無い、明らかに怒ってますという表情で、俺の胸倉を掴まん勢いで近寄ってくる。 『モデル体型って言われてるのよ? 努力してるの!! 無駄な贅肉なんて今まで一度だって付けたこと無いんだから!!』 うん確かに、貧nyげふげふん。 「いやもっとこう、ほら、落ちてくるお姫様はふんわりって言うかこじんまりとベランダに引っかかったり光りながら落ちてきたりその者金色の光纏いて」 『二次元と混同するな!! 違うネタ混じってるし! ホラ持ち上げてみなさいよ私の事!』 いや持ち上げろといわれても、幽霊ですし。さっきから俺の足を踏み込んでいるが、重量感覚無いし。 「さーせんしたっ! 重いといったのは言葉のあやです!! 貴女はとても軽いです!」 『……なんかその言葉だとまた微妙に引っかかるんだけど、んー、まあ良いわ。じゃあまた明日』 「はいまた明日」 嵐の様に騒がしい彼女が玄関から出ようとして。 『ってちっがーう!!』 すぐに引き返してきた。どうでも良いけど彼女は裸足なんだけど足拭いてくれとか注意したほうが良いんだろうか。 『何であなた落ちないの!? 私、力一杯引っ張ったのに』 「あ、万一落ちては危険なので、部屋のベッドや机や本棚や柱に命綱をくくりつけておきました」 身体にくくりつけた太綱を引っ張って見せると、彼女は怒りとも何ともいえない複雑な表情を見せた。 『……こんな対応は初めて……まだまだ私も修行が足りないわ……また明日ね……』 「あ、でも良く考えたら明日明後日はこの時間はバイトで居ません」 『……じゃあ、終わるまで待ってる』 本気で疲れたように手を振りながら、彼女は部屋を出て行った。 因みに次の日、彼女は俺がバイトから帰るのを、俺の部屋のベランダで本当に待っていた。 目が合ったので下から手を振ったら明後日の方をぷいっと向いて、『ばかっ!! 今から落ちるんだから、さっさと準備しなさい!!』と言われた。 617 :4/4:2013/02/24(日) 22 32 08.81 ID fd/MWQSw0 その日から。 落ちてくる彼女は明らかに怒っている様な、挑戦的な表情になった。 俺をベランダから落とそうと、事前に部屋に上がりこんで命綱を緩めてみたりベランダ中に油を塗ったりと色々と試行錯誤し。 俺は俺で網を張ってみたり、エアクッションを落下点に設置してみたりといたちごっこ。 そのうち彼女が『ただ待つのも退屈ってだけなんだからねっ』と言いながら夕食の準備をしてくれていたり、外で待ち合わせて食事に行ったり以下略
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先日、とてもわたし好みな女の子を捕まえました。 彼女はわたしの庭に生けてあり、栄養素となる【蜜】で下味をして、今日で三日。 そろそろ頃合いのはず。 「……あぁ、いけませんね」 彼女のことを考えると、自然と「食欲」が沸いてしまいます。 せっかく温めていた花粉が、湿気った風に乗り、深い森より散ってゆく。 しばらくは、新しい獲物は必要ないにも関わらず。 「今日はもう、庭へ帰りましょう」 わたしは「一輪」そんなことを思いつつ。 樹上付近まで伸ばしていた触手を、しゅるしゅる、巻き戻すのでした。 * 深い森。 むせ返るほどの緑に包まれた大樹の根本。 そこが「アルラウネ」と呼ばれる生命「わたし」の咲く世界。 わたしの本体である「花」は、成熟した「雌の人間様」の造形と、 花の構造体が子宮を堺に分かれています。 あたりまえですが、衣服は光合成の邪魔になるので、主に全裸です。 さて、夕刻も近づきはじめた本日午後。 大樹に根付かせた蔓草状の触手を上空から戻し、新しい【蜜】を 光合成してきたわたしは、捕えた彼女に呼びかけました。 「カレンさん。そろそろ起きてください、カレンさん」 「………………」 大事な獲物。 わたしの触手で手足を掴まれ、苔むした草のベッドに横たわらせている。 彼女には応える元気がないようで、わたしは触手を蠢かせました。 苔むした地面と水平に咲く、わたしのもとへ。引きずりよせます。 「カレンさん、もう夕方ですよ。そして、夜がやってきますよ」 カレン・フィールドさんは、 ここから遠く離れた「魔法学園」に通う生徒さんだったそうです。 襟元をぴしりと留めた、黒を基調とした制服とスカートが、とてもよくお似合いでした。 しかしもう、一昨日と昨日の行為で白い精がこびりつき、おっぱいやお尻もむき出しです。 彼女はとても優秀で、お金もちで、才能に満ちあふていたようですが、 まだまだ世間を知らない、箱庭で大切に育てられた、只のお嬢様でした。 「ふふ。せっかく、遊びに来ていらしてくれたのに。こんなことになって申し訳ありませんね」 「……ぅ、ぅぁ……あぁぁ……!」 怖いものなんて何もないの、という強気な眼差しと、全身からあふれんばかりだった活力は、 今の彼女とはまったく別物でした。 「……お、お願い、です……。許して……」 「あら、ずいぶん弱気になりましたね?」 「…………許して、助けて……」 わたしを「大樹ごと燃やしてあげるから」と謡っていた唇は、 今はひたすらに許しを請うばかり。 「……なんでもする、しますからぁ……!」 すんだ青空のような瞳は虚ろに泳ぎ、幾筋もの涙が、乾いた頬のうえを流れおちます。 そんな彼女の、お日様のように輝く金髪を一房手にとり、軽く口づけました。 「カレンさん。貴女は食材に慈悲を与えますか?」 「……え?」 「これからお腹にいただく食材に、耳を傾けたことは?」 「……やだ! いやだぁ!」 わたしの意を悟り、彼女は見苦しく暴れます。 けれど、手足は縛られているので無駄でした。 身じろぎするのがせいぜいで、その姿は樹上を這う青虫のようで少し可笑しい。 「だいじょうぶ。痛くありませんから」 「……たべないで……おねがい、たべないで……! 謝るから……お願いだから、ひっ、ぐすっ……家に帰してよぅ……!」 わたしは触手の支えを減らし、正面から直接「人間様の手」で彼女を抱き寄せました。 やわらかい、あたたかい、ヒトの肌。 「素敵ですね」 思わず、頬ずりしてしまう。 「……っ!! ね、ねぇ…、わたし言わないから! 貴女がここにいるってこと、誰にも言わないから!! だからっ!」 「そうですね。だからせめて。わたしのお腹の中で消えてしまうまえに。今夜もたくさん、わたしを味わってくださいね」 「や、やだやだやだ……! いや――んんんんぅっ!?」 わたしは、少々乱暴にキスをしました。動かない彼女の口内を、人間様の舌先でなぞっていきます。 「……ん、んっ……。ん、ぁふ……」 舌先の表面を。歯先をひとつずつ。頬の内側を味わっていく。 そして最後には、口腔の奥へ。特製の【蜜】をたっぷり流してさしあげる…。 「……ぁ、ん、んぐぅぅぅうううう!?」 苦しげな、くぐもった声。 ごくん、ごくん、と上下する喉。 わたしのすぐ前にある長い睫がぱちりと瞬きし、同時にとろりと柔らかくなります。 「あ、ぁ、あん、は、ぁ、んあああ……っ!」 必死に、わたしの舌先を押し退けようとしてきます。 逃れるように首を振りますが、させません。 わたしの【蜜】には催淫効果があり、彼女の身体は次第に、わたしが求めるものに近づいてゆきます。 「……んぅ! ん、ぅぅー! んんんー!!」 どうやらカレンさんは、この期に及んで、得意の「魔法」を唱えようとしていました。 ですが魔法の発動には相応の集中力が必要で、今の彼女では不可能です。 「……ん、んっ! ん、くっ、んく、ん、く、ぅ……!」 それに喉を震わせようとすれば、自然とわたしの【蜜】を飲んで頂くことになります。 ですから彼女の選択は、結果としては過ちでした。 (はあぁ。カレンさんの口のなかとっても熱い……) わたしは、そんな愚かで可愛い彼女をぎゅっとして。唇を塞いで、くちゅくちゅする。 (やわらかくて、美味しい) 「ん……あ……あふ……ぁ…………」 少しずつ。わたしの手のなかで、抵抗がうすれていく。 陽が、すこし傾いてきました。 カレンさんの抵抗が無くなったのを確認して、わたしは唇を離します。 「………………ふふ」 橋をかけ、落ちていく二人の蜜液を、わたしは人間様の指ですくいあげる。 「どうです? 気持ちよくなってきました?」 「……、はぁ、はぁ、あ、ふあぁぁぁ……っ」 潤んだ瞳から、また新しい涙をこぼすカレンさん。大きな口でいっぱいに、澱んだ空気を取り入れようとします。 激しく動く胸元。ふくらんだ乳房はそれぞれ、この手に充分収まるほどの大きさです。 「そろそろ良くなってきたみたいですね。今夜はどのように、してほしいですか?」 「……もうやめて……お願いだから……」 「それはできない約束です。ごめんなさい」 よしよし、と頭を撫でてさしあげる。 (なかなか壊れてくれませんね) 本当なら今頃は、人間様が言うところの「廃人」になり、快楽を享受することしか考えられない、本当の意味での「餌」に成り果てているはずなのに。 (……どうして?) 人間様の胸が、ちくりと痛くなります。でも、食べることしか知らないわたしは、今夜も彼女を犯すだけ。 赤い花弁の内側。わたしはカレンさんの向きを変え、後ろから抱きしめます。 膝を折り曲げ、彼女をしゃがんだ姿勢にさせたあと、白く華奢な両足は左右に大きく広げ、十数本の「雌しべ」を秘部へ伸ばし、 「ぁ、だめっ、やだぁっ!!」 「大丈夫ですよ。昨日も、初めての夜と比べると痛くなかったでしょ?」 彼女の足首から太腿へ。細い雌しべを巻きつけていく。 そして人間様の身体をもつわたしは、彼女の耳朶を噛み、 「ひぅ!?」 両手を回し、右手のひとつを胸のつぼみに運び、もうひとつを突起した女性器に運びました。 「びくん!」と体が反応します。わたしの心もまた、震えてきそう。 「だめぇ! そこっ! 弄っちゃだめえぇっ!!」 「あら。ではこちらなら?」 思わず笑みが咲いてしまいます。人間様の両手をおへその辺りに這わせつつ、 それから、彼女のほっそりした首のうしろにも雌しべを這わせ、人間様の舌先は、絶えず耳たぶを甘噛みします。 ――私が、この森に来てどれぐらい経ったんだろう。 記憶はもうだいぶ曖昧で、頭のなかはまっしろに染まるばかりで。 アルラウネと呼ばれる植物にどれだけ犯されたのか、もう、わからない。 「やっ! ひゃんっ!! らめぇ! らっ……んぁぁあああああーーッ!?」 私はただ、ひたすら、理性を失った獣みたいに悶えてる。 意識は瞬間、遠いとこまで飛んでいく。けど、 (耐えなきゃ……。耐えなきゃ……!) 誰かが助けが来てくれるまで、私はひたすら耐えるしかない。 ここに来る前、文献で読んだアルラウネの情報にはこんなことが書かれていた。 『この魔物は実際の食虫花と同様、光合成をして得た【蜜】を用いて獲物を引きよせ、 花弁の内側に集めた消化液で獲物を溶かし、喰らう。――人間も例外ではない』 『さらにアルラウネの寿命は植物と同様、その寿命は短い。 死期を悟った個体は、捕食する獲物に対し【種】を残すという情報もあるが、詳細は不明』 後部の記述が、特にひっかかった。 このアルラウネが宿っている大樹は見るからに枯れかけていたし、 理由は知れないけれど、このアルラウネは私が快楽に屈しない限り、捕食も種付けもしないらしい。でも……。 「――カレンさん、もうそろそろ、限界なんじゃありません?」 「っ!」 とろけるように甘く、脳をゆさぶるような声が来る。 「ほら、見てくださいな。カレンさんのコチラはこんなに濡れて……」 「ひあぅっ!?」 私のアソコを、幾本もの細い触手がなぞり上げる。 身体が痺れて浮いたような感覚になって、不安定も怖さも無い。 ただしびれた様に、じんじんしてる……。 「下のお口は受精したい、子種を頂戴って、言ってますよ?」 「そ、そんなこと言ってない……っ!」 「そうですか? でもほら。こうやってかき混ぜると……」 「――ふあぁぁあああっっ!?」 また頭のなかが真っ白になる。快感の波だけが全身を駆けめぐる。 「ほら、くちゅくちゅ、いやらしい音……」 「―――――!」 声がもう、まともな叫びにならない。 わけがわからなくなって、ただ、気持ちがいいことだけを感じる。 身体は熱く火照って、すごくすごく、よくなっていく。 「はぁ、は はぁ、ふ! ら、ぇ、あ、はぁ、いれひゃ、あっ、ぬい、て……っ!!」 「もう少しですね……」 私の顎に指がかかり、無理やりに上へ向けられる。 キスされる。快感を加速する蜜が流れてくる。 (……耐えなきゃたえなきゃたえらきゃらめ……) 「ふふ。そういえばまだひとつ、穴が残っていましたね」 「…………ふぁ?」 あなって、どこの? なんのこと? そうおもった、とき。 「んううぅっ!? うあ、ぁぁあああ……ッ!?」 「あら。カレンさんったら、お尻の方が感じやすかったのですか?」 「ひ、ひらう、ひ、ひら、あぁうぅうううううーっ!!」 「もう人間様の言葉が、まともに出ませんね」 そして、うごめく。しょくしゅがぜんぶ。 まえにうしろに。わたしのなかで。 「――――!! ――!!!」 いく、イク、イっちゃう。もうむり、げんかい、だめ。 こわれる。わたし、が、でなくなる。もう、いい。なんでも、いい。だっ、て、きもひ、、もん。 首筋を、耳たぶを、背筋を、胸の蕾を、臍を、秘部を、太腿を、爪先を。 わたしは、上から下まで、ありとあらゆる場所をまさぐりました。 そして、人間様の唇はひとつに重なっています。 『ぴちゃ……ん……ちゅ…くちゅ……』 唾液の交換。初めて彼女から交わしてくれた触れ合いは、実に甘美でした。 花の内側はすでに最後の消化液が充満し、むせ返る精の匂いに満ちています。 「っ……はぁ、カレンさん」 「……な、に?」 「わたしの背にまわした腕、固定させていただきますね。 もう膝から下がありませんから、抱きつくのお辛いでしょう?」 「……ほんとだ……」 カレンさんはぼんやりした眼差しで顎を引き、溶けた足元を見つめました。 「……わたし、このままぜんぶ、とけちゃうの……?」 「はい。ぜんぶ消えてなくなります」 「……そっか……」 ただ呟いて、そしてわたしを見つめ、もう一度、唇を重ねてきます。 『ぴちゃ……んん…ちゅ…ぴちゃ……くちゅり……』 最後のひと時まで。熱い吐息と唾液を交換します。 その中で、わたしは初めて本能による欲情を発しました。 『っあぁ……! カレンさんっ、出ちゃう、出ちゃいます……っっ!!』 すべての触手から【蜜】が噴出する。 彼女の外から、内まですべて、受精して欲しいという意を込めて。 『ああっ! あっ、はああああああああああぁぁぁあんっっっ!!!』 わたしは初めて達してしまう。快楽の渦中にある自らの精を、彼女にすべて注ぎ込む。 やがて、放心してしばらく待つと、消化液は一層水かさを増してきました。 最後に「とぷん」と小さな泡を立て、人間様のわたしと、彼女をすべて包み込みます。 『・・・・・・・・・・・・・』 そして。わたしたちはとけあって。ひとつぶのたねになりました。 ――三日間の記憶が欠落していた。私は気がつけばベッドの上で、白い天井を眺めてた。 森の入り口で横たわっていたところを、学園の捜索隊の人が見つけて運んでくれたらしい。 発見された私は、何も身につけてなくて、裸だったらしい。けれど傷一つなく、女の子の膜も無事、だったらしい。 なにも覚えていない。 ただ、目を覚ました後、父様からは沢山のお小言を喰らった後に抱きしめられた。 母様からは抱きしめられた後に、たくさん泣かれた。 もうこういうのは嫌だなと思って、それからは私にしてはとても素直に、おしとやかに務めた。 まるで生まれ変わった気分。太陽の日差しがとても心地良くて、吹き抜ける風も気持ちいい。 身体を打つ雨もまた清々しいのだけど、雪の降る、寒い冬の季節は格別苦手になった。 * 「――カレン先輩って、本当に寒いの苦手ですよね」 「そうなのよ。だからね、暖め合いましょ?」 「はい?」 後輩の子と二人きりで居残りをした夜。校舎に続く並木道の端。誰も目に留めない土の下から根を這わす。 「!?」 巻き付け、口を塞ぎ、両手を縛り、地中深くに引きずり込む。 当たり前の日常の底に広がっているのは、甘い香りを放つ「わたしたち」の花園だ。 「……イヤ、なに、なんで、嘘、やだ、こないで、先輩助けて! いや、やだあああぁぁあ……っ!!」 「だいじょうぶ。貴女もすぐに食べて欲しくなるから、ね……?」 そして今夜もまた、わたしたちは優しく、気に入った獲物を愛し、食らっていく。
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ふにおちる【登録タグ ふ 曲 浮世P 雪歌ユフ】 作詞:浮世P 作曲:浮世P 唄:雪歌ユフ 曲紹介 富嶽三十六景シリーズ5作目。ほんのり影差すユフトロニカ 歌詞 (動画歌詞より転載) 高く 転がり 青く まどろんだ けれどもそんな人だったって 気付いた時 腑に落ちる 昨日のあんな言葉だって 中身はもうどこへやら 王様から様変わり... 強く 薄まり 赤く ぬかるんだ けれどもそんな人だったって 気付いた時 腑に落ちる 昨日のあんな言葉だって 中身はもうどこへやら コメント 名前 コメント
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ききゅうがおちるゆめ【登録タグ IA VOCALOID き ジグ 初音ミク 曲】 作詞:ジグ 作曲:ジグ 編曲:ジグ 唄:初音ミク・IA 曲紹介 ジグ氏 の16作目。 イラストはぱれと氏が手掛ける。 歌詞 (動画より書き起こし) 知らない声は曖昧だね 雲った藍はいつもと違って 君はなんて言ったんだろ 聞こえた声は何処へ行くのだろう 君の前に映る景色の中 気球が落ちる夢を見た 「さよなら」って声も届かないな 溺れていった朝のこと 知らない声が曖昧なら 雲った藍はいつもと同じで 君はなんで行ったんだろう 聞こえた声は何処へも行けずに 連れて行って 景色のすぐ傍に 気球が落ちる夢の中 触れていないと分かるのに どうして 手に残る夢のこと 例えなんて言ったって この世界は誰も理解出来ないの 意味はないとわかるのに どうして 伝えたいと思うんだろう 君の前に映る景色の中 気球が落ちる夢を見た 「さよなら」って声も届かないな 溺れていった朝のこと 連れて行って 景色のすぐ傍に 気球が落ちる夢の中 触れていないと分かるのに どうして 手に残る夢のこと 夢で見た君のこと コメント 名前 コメント
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秋は落ちる 作者:蟻 ◆vA0bquCiP2 【秋は落ちる】 紅く染まった山の色が 街を彩っていく それはまるで父の背中のように 何もかも受け入れてくれる 遠くまで澄み切った空が 街を包んでいる それはまるで母の愛のようで 何もかも包んでいく そして 風に舞った木の葉は ひらひらと落ちて 水面に消えた 【あとがき】 語りかけるように、感情を抑えて読むといいと思います。 出来れば水面は「みなも」と読んでくれると嬉しいです。
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このページはこちらに移転しました 空に落ちる 作詞/438スレ66 部屋の隅で膝を抱える 小さな世界に絡まっていたいんだ 頭の中で腫れを掻き毟る 分厚い殻に圧し殺されたい 今日も耳の裏から聞こえる声に惑わされるんだ 明日もピンク色が叫んだ声に震えるんだ